インド開催TTCの岩井利恵さん イメージ

長年の念願だったTTCをインドで受講。名古屋でアパレルの仕事をしながら、インドや師の教えを実践中。

クシャナ提携校インド「School of Shanti」にてTTC200を受講した岩井さん。「インドで学んだヨガは今の自分の根っことなったものが、たくさんあることに拠点が名古屋へ、仕事の内容も変化した今、気が付きます」とお話してくださいました。「自分の中で変わらないものを見つけられた。」と、岩井さんがインドでの思い出や体験をお話して下さっています。

現在はどのような活動をされていらっしゃいますか。
以前と変わらずアパレルの会社に勤務しています。昨年の10月に転勤になり、今は名古屋が拠点です。
店舗のマネージャーをやりながら人材育成の仕事にも携わっています。
kSaNaには通えなくなってしまいましたが、毎朝出勤前のヨガを欠かさず続けています。
TTCを受講されたきっかけはどのようなものでしたか。
私はkSaNaで始めてヨガに出会い、タダーサナ(山のポーズ)もまっすぐに立てない!全然できない!ということに驚き、面白さ、興味を持ちました。
ヨガをはじめたとき、インストラクター養成コースがkSaNaで開催していることを知りました。そのTTC(第1期)を受けている人達を見ている内に、正しいポーズの取り方やセルフヨガに興味が出てきて、きちんとヨガを学びたい気持ちが生まれてきました。
最初はクラスを受けるだけで楽しかったのが、もっと深い学びの機会があるのを知ってからむくむく好奇心が湧いたのだと思います。

TTCの開催を知るも、日程上、仕事との両立が難しかった断念しました。
年数を重ねるたびに、その深めたい想いを募らせていました。

転機は2011年の震災でした。
震災直後、私自身の店も休業になる中でkSaNaはスタジオの扉を開け私達を待っていてくれました。
自分の仕事の意味すら見失いそうな中、自分の心と身体に向き合う時間が私を支えてくれました。
インドで1か月の合宿スタイルのTTCが行われるのを聞き、その時の感謝の思いと「行くなら今」という直感が私の背中を押しました。迷いはありませんでした。

TTC初日のプジャーでこの話をしたのですが、自分でもびっくりするぐらい泣いてしまったのを覚えています。
色々な思いが涙で洗い流された気がしました。

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TTCでの学びは、今どのように生かされていますか。
今回、これの活動紹介を書くにあたって当時のノートを読み返してみました。
そして学んだ全てが今の自分に繋がっているのだと改めて感じました。
今は仕事で研修などを行う機会が多くなりましたが、心に留めて気をつけていることはあの時に学んだ事が根っこにある気がします。

・分かりやすく明確に話すこと
・一つの事に対して色々な角度からアプローチすること
・質問、疑問に丁寧に分かるまで答える、答えられる準備をすること

そして何より足りない自分を自覚し、果てしない学びの道を楽しむことが出来るようになった気がします。

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受講中、困ったことはありましたか。また、その困難をどのように解決しましたか?
インドでのアーサナの練習の中で、ある日肘が痛いことに気が付きました。授業の中でそれを質問したところ、それは私の力の使い方に問題があることを指導いただき、その後は忘れてしまうくらい痛みがなくなっていきました。痛みは当たり前ではなく、改善することができるということやすぐ聞くことができて安心しました。

ただ、ティーチングはとっても不安でした。インドでのTTCということもあり、教わる時間が短かく焦っていました。
その不安は現実のものになり、ある日みんなの前でリードをしている途中、左右が分からなくなり真っ白になって止まってしまいました。
終わった瞬間は失敗してしまった事で頭がいっぱいで、何も考えられませんでしたが、止まってしまうといかに受けている人が不安になるかを聞いて、みんなの表情にはっとしました。
教える、伝えるという事は責任が伴うということを痛感しました。
同時にもう足りないものや状況のせいにするのはやめようと思いました。
代わりに私達は日本では学べない、体験できない事を得ている。
今この時間を大切にし、その中で精一杯のことをすれば良いのだと頭を切り替えました。

これはインドあるあるでしょうか、私の部屋だけシャワーはお湯が出なかったのですがこれは最後まで解決出来ませんでした(笑)
TT中の思い出、印象に残っていることがあれば教えてください。
インドでのTTCの思い出は本当にたくさんあります。
私はもともと、海外旅行が好きだったため、インドへの1ヵ月滞在も心配なくはじめることができました。

授業はいつも屋外だったので、自然を当たり前のように味わうことができました。
暑い日差しや風の匂い、木々の音、時折強く降るスコールの音や匂い。そして迫り来る虫たち(笑)。毎日、太陽礼拝から始まり太陽礼拝で終わるアーサナの練習、Swami Shanti先生の哲学の授業、サンスクリット語の勉強、様々なマントラの練習、インドでの授業ならではの体験がたくさんできました。
また、合宿制ということで、食事も毎日用意していただき、私たちの面倒を見てくれ、普段は感じるような「明日はどうしよう?」などの余計な考え事もなくなり、心に余裕を持たせていただいたなと感じています。
また、あるお寺を訪ねたとき、ॐをずっと唱えている場所がありました。もちろんTTで聞きなれているのもありましたが、自然とマントラが心地よく感じられて、インドという国自体が、ヨガやマントラが当たり前ということを、とても印象深く覚えています。どこにでも、ॐマークがあったり、シヴァ神などが祀られていたり、ヨガを学んでいる時間でなくても、ヨガを感じることができる場所だなんて素敵だ!と感じました。
今もふとした時に、その情景や師のマントラの声が耳に蘇る事があります。

また、私たちのためにチャイを作ってくださる方がいたんですが、作り終えた後、みんなの部屋の扉をたたきながら、「チャイ、チャイ、チャイ」といって私たちを集めてくれて(笑)、自然とみんなと授業の復習をしたり、みんなとの時間も過ごすことができて、楽しかったです。

試験の結果発表の日の夜、みんなより先に食卓に来ていたChihiro先生の後ろ姿がありました。静かで強い背中で、その時に、実はお腹に赤ちゃんがいるのだと聞きました。

インドでの1ヶ月、ひたすらヨガの事だけを考えて没頭した日々は本当に幸せでした。
たくさんの人に守られていたんだと思います。
最後に今後の目標を教えてください。
ヨガと一緒にこれからも生きていくこと。
人の成長を後押し出来るような、そして一緒に喜び合えるような仕事をしていくこと。
いつか機会が訪れたら別のTTCカリキュラムも受講したいと考えています。

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